5

<< day 20 | main |
ものがたりは、はじまる

2019年、イラストの活動10周年を迎えました。
ただいつも通り静かに、そして無事に迎える事ができ、
日頃からお世話になっている皆さまに感謝いたします。
1年の終わりになってしまいましたが、10年前のあの時の事を振り返りここに書きます。



ちょうど10年前、銀座で大人の人にイラストを見せるイベントがありました。
他に来ていた人たちはわたしより遥かに自分の絵をたくさん持っていて
お話しながら見てもらっている中、私の番が回って来た。
私の絵はテイストがバラバラでさらーっとしか見てもらえず、
ふーんなんか飽きっぽいんだね。という一言で終わった。
前日ギリギリまで頑張って作ったファイルもすべて無意味に思えてきて
なんだかすごくショックを受けてしまって、帰りに地元の公園で声を出して泣いた。

それからちょうど一週間後くらい、
友達にkeisuke kandaという洋服のブランドの展示会に連れて行ってもらった。
デザイナーの神田恵介さんは地味な服装の私に声をかけてくれて、
私は小さなイラストを見せました。

私のイラストの活動に光が射した。
一週間前に泣いた事なんてありえなかったような温かい空気に包まれながら

2009年、レベルは1からスタート
女の子のプラモデル「りぼんの戦士」のパッケージイラストや、
コレクションで発表する下げ札のイラスト、 漫画柄のテキスタイルイラストなどなど
感動する可愛さのあるお仕事をさせていただきました。



今までに見たことの無い服と流れる銀杏BOYZの歌
甘い匂いがする白く塗られたあの空間を今でも思い出すことができます。

はじめて武器となる自分の絵とはじめての戦闘服を手に入れた。
私のスタート地点は、高円寺の薄暗い階段を上った先にあったんだ



2019年、 あのとき聴いてた歌は懐かしい歌になった。
夢は目標に変わり経験はお守りとなり、私の武器で誰かの役に立ちたいと思った。
日本は新しい時代に変わり、身体も感情も街並も日々変化する。
ほんの少しだけ成長した主人公は次の街を目指し進んでいく

私に関わる全ての人たち、いつも本当にありがとうございます。
これから出会う人たち、何かのご縁があって巡り会える事を楽しみにしています。
忘れてしまった人たち、どうかそのまま忘れていてくださいね。
知らない人たち、どうにかしてあなたの元まで届けたいです。

今まで見えなかった地図が完成したら、どんな世界の形をしているんだろう

ものがたりは、つづく...!




home